【blog】第4回目「大人にとっての英語学習と英語レッスン」
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第4回目「大人にとっての英語学習と英語レッスン」
今回は大人の方の英語レッスンについてお話しさせていただきます。便宜上、大学生はここでは含めず次回とします。
当教室は当初大人向け英語教室としてスタートしました。今では学生の方が多いのが実情です。それでも長らく頑張って通ってくださっている大人の生徒さんも少なくない数がいらっしゃいます。
想像できると思いますが、大人の方の英語学習は「英語を学ぶ」という点においては同じでも、中高生のそれとは全くことなります。
中高生に関しては、良くも悪くも「英語を勉強する必要がある」ことが理解しやすい、という特徴があります。故に、学校外での英語授業も成立させやすいと言えます。
大人の方については全く異なります。あえていえば
1. 英語レッスンを受講しなければ他に英語を学ぶ環境はほぼない。
2. 必要に迫られることがほぼない。(ビジネスマンでも本当の意味で必要に迫られている人はかなり限られている言える)
3. NEEDSではなくWANTSで英語レッスンを受けている。
4. 「学び」ではあっても「教育」ではない。
5. 英語学習の基本ペースが、DailyではなくWeeklyとなっている。
このようなバックグランドがあります。
そんな中で、大人の方の勉強はより難しくもあり、一方より楽と感じられる部分もあります。
本来語学は「好きこそものの上手なれ」が当てはまりやすい分野であり、好きでなくては継続的に勉強することは難しいです。好きであっても色々な条件が揃わなくては忙しい日々の中でなかなか英語に取り組むのは難しいです。
そんな中、一歩踏み出して英語学習に従事されることを決めた大人の方々は、ほとんどの場合並々ならぬ心の備えと強い思いがあって英語を学んでおられます。ご本人にとっての大義名分は明確になっておられることが多いです。
一方で、長年続けて行くとどこかでやはり「英語を学び続ける意味があるか」と自問自答されるタイミングが、どなたにもあるようです。
実際日本で暮らす限り、ほとんどの場合折角伸ばした英語力を活かす環境は滅多にない言えます。私自身日本で暮らしていて、グローバル化とは連動しない、「英語不要環境」を痛感してしまうことが多くあります。コロナ後は特にそうです。
結論するところ、大人の方の英語学習はNEEDSからsustainableに実行することは難しい。
WANTSで成り立つ部分が大きい。しかしWANTSだけでは、どこかで英語を学ぶ「大義名分に限界が来る」。このような特徴があると考えます。
私自身の今の課題の一つは、大人の方の英語学習に「WANTS」の先の領域を描き出すことだと思っています。まだ漠然としか描けていません。イメージは、あえて言うならば
NEEDS/WANTSに対して MISSIONとかIDENTITYとかとなるのかと想像しています。
でも考えてみれば、英語以外のことも「本当にやらなくてはいけないこと」ってそんなにない中で、続けている方が多いのかも知れません。なので案外身近なところに答えがあるのかなあ、と逆に思うこともあります。
レッスン・ポリシーというよりは、「大人にとっての英語学習とは?」という話になってしまいましたが、ブログなので肩の力を抜いてこれで良しとします(笑)
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