大学生は中高生と同じ「学生」の括りではあっても、その英語環境の在り方は全く異なります。むしろ仕事をしながら決意してオフの時間に英語学習に励む大人の方に近いものがあります。一方で大学生世代はまだ、中高生には多くみられ大人の学習者には稀にとも言える、右肩上がりの上達が可能です。

大学生を取り巻く語学学習環境は、本人の意識がないと十分な英語に触れ続ける事が難しいのが実情です。（この点、大人の生徒さんと類似する環境です。）また、英語に重点を置いた学科以外では、大学の英語授業を通して英語が完成に近づく、と言った効果はほぼないものに思えます。

大学生は一般的に各方面に忙しく、受験の圧力から必然的に膨大な時間を英語学習に掛ける高校生と比べ、英語習得に必要なだけの時間を割く事が難しいようです。このように、中高生と比べて大学生の英語学習環境は語学習得に適したものになっていないように感じています。

英語の部屋の大学生向け授業は、この大学生特有の環境に配慮しています。週2回（全体授業一回と別日に外国人との英会話授業）の最低限のレッスン時間で、最大限の効果が得られるように工夫しています。

第一に、生活の中に英語学習を確実に導入させること。次に、同世代の英語に励む学生達と触れ合いを持つことで刺激を確保すること。更には英語を実践的に使う環境を確保しつつ、自身の英語を活かす現実のグローバル社会との接点を教室での授業を通して提供すること。そんな配慮をしています。

学校や社会からの英語を学ぶ圧力が薄い日本の大学生達に、在学中に語学の実力アップを実現することを前提とした英語学習環境を提供しています。

レッスン内容:

1. TOEIC演習
2. 社会科全般英語講義 (グローバル社会において国際人として必要な様々な社会科的知識を、英語での講義を通して提供します。例: 国際事情、経済・政治、世界における宗教など)
3. プレゼンテーション: 月1回は教室に集合(実際はハイブリッドレッスン)し、学生達にお題を与えプレゼンをしてもらいます。
   2の社会科講義と結び付けつつ、本人達の得意分野や関心ごとを尊重し、それぞれクラスのメンバーに向け、中身あるプレゼンをしてもらいます。