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第1回目
Bellevue英語の部屋講師のShinjiです
この度、僭越ながらブログを初めさせていただくことになりました。
文才がないので駄文をだらだらと書き連ねることになりますが、よかったら寛容な心でお読みください。
❶講師のやや特殊な経歴
まず簡単な自己紹介ですが、私は、普段調布市で弁護士の仕事をしています。弁護士になる前は、教員の仕事をしておりまして、茨城県の私立高校と、東京都の公立中学校で1年ずつ勤務していました。最近は弁護士の中にも様々なバックグラウンドをもった人が増えているのですが、その中でも割とレアな経歴です。
❷ 学び・教育についての考え
次にレッスンを展開していくにあたっての心情(ポリシー?)を説明します。
教育、学びに対する心情を語るにあたっては、日本の学校教育や資格試験への勉強について多くの人がとる方法について私が感じている違和感をお伝えする必要があります(日本だけではないのかもしれませんが、私は日本での経験しかないので、今後断りなく日本では、と書いておきます。他国の例など知っている方がいたらぜひ教えてください。)。
私は、幼少期の頃から、割とペーパーテストの点数を取るのが得意な子どもだったのですが、中学生になると、思春期的な反抗心とか、一部の教科書をなぞるだけの授業に対する退屈さから、授業態度があまり良くなかったのです。
そのため、「関心・意欲・態度」という項目で点数が低かったため、ペーパーテストで良い点(例えば学年トップの点数)を取っても、通信簿の成績は平均より少し高い程度でした。
それでも、やり方に疑問がある授業は一部あっても、教科学習の中で扱われる各種の分野やトピックには関心があったので、授業とはあまり関係なく、教科書を読んだり、関連する本を読んだり、問題集を解いてゲーム的な感覚でハイスコアを目指してみたりといった勉強(?)をしていたため、テストの点数では特に苦労はしませんでした。
また、高校・大学と進学するにつれて、周りには偏差値の高い人間が増えていったのですが、その人たちの多く(もちろん例外はたくさんいます。)が、目的であるテストに向けて、対策としての解答や解答のパターンを暗記するための労力をいとわず、コツコツと積み上げる力に長けている人であり、そういった勉強法を指導されて、私のような生意気な反抗心をもたずに勉強に励んできた人であるということを知りました。
私自身はというと、もちろんテスト前になれば暗記もするのですが、普段から特定のテストの対策としてではなく、自然に各教科に関連する事柄について考えたり、触れることが多かったので、授業で扱った事柄は知識として定着しやすく、記述式の問題は思っていることを書けばよいという発想で、後はテストになったら問題を読んでその時考えようという発想で望んでいました。
(例えば、小学生の頃から、1+1=2、2+2=4、4+4=8、8+8=・・・と頭の中で延々足し算をしたらどこまで行けるだろうと考えたり、国語の教科書は与えられたらとりあえず全て読んで面白い話を探したり、ゲーム「信長の野望」で戦国武将の名前や当時の地名を覚えたり、雷が光ってから何秒で音がするかを数えたりしていました)
そして大学生の頃、解答あるいはパターン記憶式の学習ばかりをしている人には、その場で口頭で問われたり、未知の問題にあたった時の対処を極めて苦手にしている、又は恐れる人が多く、その割合は偏差値の高い母集団にいるほど強いのではないかと感じるようになりました。
さらに、司法試験に合格すると、弁護士等になるための研修(司法修習といいます)があるのですが、その中で多くの人が、研修卒業のための試験の対策として、例年の出題傾向を分析し、分析の結果どの問題が出るかを予測し、それに向けて解答パターンをあらかじめ作成し、そのパターンを記憶して試験に臨むという方法を取っているのを見て、驚きと共に恐怖を感じました。
結果、その年は例年と出題傾向が変わったことで、予測を裏切られ、散々な成績となった研修生が多数出たようです。一方、私を含め、問題が出たら素直に文章を読んで対応した人間にとっては、特段難しい問題ではありませんでした。
長々とこれまでの経験を話してしまいましたが、そろそろ言いたいことをまとめます。
- ① 解答、解答パターン暗記式の勉強法は、パターン外の問題が出ると極めて弱い
- ② 暗記式の勉強法はそもそもペーパーテスト対策としても効率が悪い
- ③ 普段から学びの対象について考えをもっていれば、ペーパーテストにも未知の問題にも対策がしやすい
ということです。
では、普段から学びの対象について考えをもつためにどうすればよいかと言えば、それは興味・関心を持ち、知識を得たらさらにその知識について「なぜ?」と疑問を持つことを継続することなのだと思います。
これは、実は多くの人が、仕事、あるいはスポーツや趣味をしていく中で自然に行っていることなのではないかと思います。
(例えば、毎日プロ野球の応援するチームのことを考えている人は、そのチームや野球そのものについて自然に詳しくなりますね。)
❸ 楽しみながら社会や世界、人間のことを考える時間を
私は、Bellevue英語の部屋ではリベラルアーツという教室を担当しています。
リベラルアーツとは、人によってさまざまな定義があるかもしれませんが、私としては、「人間が幸福に生きていくために自分で考える力を養うための手法」であると考えています。
要は、みんなが楽しくハッピーに生きていくために、みんなで考えましょうということですね。
Bellevue英語の部屋のリベラルアーツでは、学校で習う国語数学理科社会英語を含め、社会や人間について様々なことを自由に思考し、知識を共有していく時間を提供したいと考えています。
(具体的な内容と手法については、レッスン紹介を参照ください。また、気分次第でブログでも発信していきます。)
皆さまが興味関心のあること、私が興味関心のあることを共有し、その中で知識や考えを深めていき、楽しさを感じながら、意味のない常識や当たり前にとらわれず、時には笑いながら、教養を深める時間を作っていきたいと考えております。
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