ブログ第17回目「アスリート学生さんの12年間の英語学習（インタビュー）」（2023.07.27）

ブログ第17回目「アスリート学生さんの12年間の英語学習（インタビュー）」（2023.07.27）

本日は小学4年生から当教室で学び、大学4年生の今も地道に学び続けている学生さん、RYOMAさんを紹介させていただきます。

RYOMAさんはとても堅実、着実で実直な人です。12年間常に安定してしっかりと学び続けて来られました。穏やかな性格で、誰に対しても優しく、口数は多くはありませんが抜群の存在感と、奥行き深さを感じさせる人です。私が個人的に最も尊敬する生徒さんの一人です。

RYOMAさんは小学校時代より柔道家として活躍され、地元の金程中学校からスポーツ推薦で地域のスポーツ強豪校である桐光学園高校に進学されました。柔道部では個人でも団体でも県大会でベスト8進出という大快挙を果たされました。練習もハードで多忙な日々でしたが、持ち前のマイペースさを強みに当教室の授業にも安定して参加され、中学時には英検®準2級、高校時には英検®2級も取得されました。

以前にもサッカーのTAISHIさんやバレーボールのKARIN/KANONさんを紹介させていただきましたが、アスリートの生徒さんが練習の合間に意欲的に英語学習に参加されるのを大変誇らしく思います。RYOMAさんもそうでした。

大学は推薦で東京都市大学メディア情報学部に進学されました。当初、柔道は継続せずに学業に専念されました。コロナ禍でご本人が希望していた留学は断念されましたが、気持ちを切り替えて着実に学び続けました。就職活動でも内定を勝ち取り、来年からはシステム系の企業に勤務されます。最近はまた柔道に復帰されたようです。

RYOMAさんはご自分のペースで自分らしく英語に取り組まれています。
「英語を学ぶことが好きで楽しいから続けている」という姿勢を貫かれています。

ご自身なりに英語を学び続ける意義をしっかりと持ち、周りに流されずやると決めたことを着実に進め実力を上げている。そんな方です。

そんなRYOMAさんにインタビューさせていただきました。

HAJIME：以下H
RYOMA ：以下R

今日はよろしくお願いします。

こちらこそ、よろしくお願いします。

ついこの間ちびっこ小学生だと思っていましたが、何ともう大学4年生ですね。中学・高校のそれぞれ3年間、大学の4年間というのは、短く感じましたか？

もう12年も経ちます。あっと言う間ですね。

RYOMAさんが確実に英語学習を継続出来ている理由はどんなところにあると思いますか？

僕は学校と英語の部屋の授業は、常に分けて考えていました。例えば高校時代、部活で疲れていた時なども英語の部屋の授業はあくまでも別のものでした。なので「疲れたから休む」ということはあまりありませんでした。
英語の部屋の授業に行き、他の学生や先生と会話をしたり、一緒に勉強することでむしろ気分転換になることも多かったです。また、英語もそれ以外の点でも、学校とは違う刺激を受けられ、自分にとってプラスになる時間でした。だから常に安定して出席できたのだと思います。

でもやっぱり、12年間も継続して勉強してきてくれたのは嬉しいし、何より凄いなって思います。

そもそも英語を学ぶのが好きで楽しいと言うのがあると思います。僕の場合、何としても成績を上げたいとか、検定試験のスコアを上げたいとか、就職に役立てたいとか、一般的に言う英語を学ぶ理由はあまり考えていませんでした。決してゼロというわけではありませんが、あくまでも自分にとってプラスになる時間かどうかで判断して続けてこられました。ですから、「頑張った」というよりは、無理なく自然に続けられて、気付いたら12年も経過していた、という感じです。

RYOMA自身にとって英語とは何ですか？また英語を学び続けることには、どんな意味がありますか？

はっきりとした答えは未だに出ていません。ですが継続できるということ自体が自分にとってある種の自信になっています。意味を追求するというよりは、「やりたいからやっている」という感じです。

英語をやっていて良かったと感じたのはどんな時でしたか？

大学の授業で留学生と積極的にペアを組んだり、相手が日本語で少し苦労されている時に助けることが出来たり、ということがありました。振り返ってみると、英語を学び続けていることと、留学生に対してそういう対応が出来たことは、繋がっていると思います。外国人と接することに、特に抵抗を感じていないのは大きいと思います。

英語は将来どんな風に活かせるとお考えですか？

具体的には考えていませんが、海外旅行に行きたいなと思うことがあります。留学もコロナ禍で断念したので、いつか行きたいです。また、仕事とかで役立つこともあるかも知れないし、生活上英語が役に立つこともあるかも知れません。

最後に後輩世代に簡単なアドバイスをお願いします。

英語が主要科目である以上、学校や受験で英語力が求められたり、実際に英検やTOEICのスコアを求められたりすることは日本では多いと思います。家庭でも、勉強を頑張って英語力が付いたら、家族も喜んだりすると思います。ですがそれ以上に、自分が「英語が好き」とか「純粋に学びたい」とか、そういう気持ちを優先しても良いと思います。性格もあると思いますが、そういう人もきっといるはずです。

貴重な話の数々、ありがとうございました。

こちらこそ、ありがとうございました。今後もよろしくお願いします。