ブログ第15回目「発声術」のレッスン(2023.04.27)
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ブログ第15回目「発声術」のレッスン(2023.04.27)
語学専門学校と大学で発声授業をやっている。
ここ数年試行錯誤を重ねて来たつもりだ。
専門、大学とも、今週の新年初回レッスンはとてもうまく行きほぼ全クラス学生全員が興味を持って真剣に取り組んでくれた。
発声については、正直かなり自己流でやっている。
昨年の3学期に専門学校で「発音クリニック」という授業を持たせてもらい、王道の発音学を勉強して授業をした。かなり勉強になった。
しかし王道でやると、凄く時間が掛かってしまう。
僕の「発声術」授業は、凄く簡単で直ぐに真似が出来る。難しい口の動き(舌を噛むとか、空洞を作るなど)とかも一切ない。
もっと研鑽を重ねてやり方に工夫を凝らし徹底したら凄く多くの人が出来るようになるのではと思った。
多くの人に「英語っぽい英語」の話し方が身に付けてもらう。そんな希望を持った。
初日にして多くの学生が既に発声スタイルが変わり始めた。一般的に難しいとされる部分もきれいに言えた。
今年のレッスンのやり方の工夫としては、「わかりやすさ」を優先していることだ。
遠回りになる要素を極力排除した。美味しい所、楽しい所を優先した。
今考えると、我々日本人の発音を簡単に良い方に変えるすぐにでも出来る実践的な方法は、沢山あると思う。
発声術指導の構成要素としては
- 音量
- イントネーション
- 強弱と緩急
- リンキング(リエゾン)
- 強形・弱系
1つ1つを細かく説明するとひたすら長くなるのでここでは控える。
でも、1の音量トレーニング以外は大体楽しい。
しかも直ぐに効果が出るので喜んでもらって良かった。
(もっとも、1レッスンを成功させるのと、継続的に成功を収めるのはわけが違うので、調子にのらないように注意(笑))
一部だけ見せると 例えば Are you は You のみ発声する(かなり大胆) Do you は Dyuと言ってもらう。 What do you なら Walyu となる。
think about it は thinkabouli about 単独ではaとtを脱落させ、bau
こんな感じなので、結構簡単にできる。
最大のポイントは弱形の採用だ。これは機能語(前置詞や不定詞や冠詞や代名詞など)と意味語(名詞、動詞、形容詞など)を二つに分けて、機能語には弱形を用いるというもの。
実際にやった文で言うと、separation from othersというのがあったが、これを 1. separation 2. from 3. others の3拍子ではなく、
1. separation 2. others で、fromは2拍子の間に詰め込む、というもの。これが弱形だ。
すなわちfromを言わなくても、言っても、同じリズムになる。表現次第ではあるが、fromは「裏で言う」ということ。
そうすると、英語のリズムになる。
こんなことを積み重ねて、学生達にはどんどんうまくなって欲しい。
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