ブログ第14回目 日本における英文法指導カリキュラムの問題点(2023.04.20)
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ブログ第14回目 日本における英文法指導カリキュラムの問題点(2023.04.20)
世の中に根本的に変わらなくてはいけない問題は枚挙にいとまがない。
悪いままでそれが標準化してしまっているものが沢山あると思う。
英語指導についても多くの事が言える。
世の中の英語指導法の現状をそのまま受け入れては、英語指導者としてはそれは「罪」だとまで考えている。
英語講師としてバイト時代も含めると27年間、一貫して英語、特に文法理解の効率を追求して来た。その経験上、次のような考えを持っている。
一般的な英語カリキュラムにそのまま従って学ぶことは、英文法を正しく理解する効率をこの上なく下げる。
これでは文法嫌いが増えるのは自然なことだと思う。
自論ではあるが、確信として持っている考えだ。
それはなぜかというと、理由は沢山挙げられる。
いくつか主だったものをあげると
- 英語習得上あまり大事でないなものがカリキュラム上大事になっていることが多い。
例えば高校英語で言うと、「仮定法」が細かすぎる。そこまで仮定法を勉強する必要はない。
- 逆に凄く大事なのにを教えていないことが多い。
間接疑問文を最も大事な文法の一つと思っているが、「色々な疑問文」の項目に少し出てるだけなのが現状。
- 英語指導の上で、日本語を正しく用いてない。
例えばDo you help your mother? を「あなたはあなたの母親を助けますか?」的に訳していることが多いが、可笑しい。「お母さんのお手伝いはするの?」が自然だと思う。
- 代名詞指導が間違っている。
そもそも初期段階からhe=彼、she=彼女、they=彼らと教えてしまっているが、それは間違いだと確信している。
また、不要な「私は」と「あなたは」や、「あなたの」「彼の」があまりにも多すぎる。 - 英語で言うprerequisite, 何かを学ぶために前提として必要な知識を軽んじている。
例えば中学生に不定詞を教える時、不定詞の3用法以前に「名詞」「形容詞」「副詞」をきちんと理解している学生はほぼ皆無である。
- 文法学習で一番やりたくないこと(構造と意味の混同)を大前提でやってしまっている。
一トピックにまでなるので、そのうち取りあげようと思う。
とりあえず、この辺に留めておこうと思う。
これらに対し、根本的な解決策を用いて英語指導をしなくてはいけないと思って挑戦している。
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