リベラルアーツ
ビジョン
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社会と法Social Science
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少人数-1回60分-月4回
世の中の仕組みやルールを「法」と呼びます。
生活や人との関わりを安心して送っていくためには「法」は必要不可欠なものです。
しかし、日本人の多くにとって、この「法」についての知識や考え方を学ぶ機会は少ないと思われます。
このクラスでは、法律の専門家が、中学校の「公民の内容」を通じて、世の中の仕組みやルールをわかりやすく解説します。
国際人の基礎となる世の中・社会に対する理解を深めることをクラスの目標とします。
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論理国語Language Arts
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マンツ-マン-1回25分-月4回
これからの社会で私たちが求められるものとは何でしょうか?
その1つは個別の物事を繋ぎ合わせ、思考し、自分なりに表現することで、新たなものを創出する力です。新たなものとは時に「自分」であり「社会」であり「未来」でもあります。
デジタル化・グローバル化が進む社会の中で、私たちはより簡単に多くの人と繋がることができるようになりました。自分の考えを適切に表現することは今や、異年齢間や国際規模で対等な議論を行うことを可能にします。このクラスでは様々な問題について自分の考えをまとめ、文章や言葉でそれらを伝える練習をします。自分の考えを表現し、相手の表現を受け止めることを通じて、国際人の一人として新たなものを創出することを目標とします。
社会と法 Social Science
年間カリキュラム
1月 | 現代と世界(地理的な基礎知識。緯度経度・時差・気候) |
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2月 | メディアリテラシー(メディアの権力性と危険性) |
3月 | 憲法(歴史・現代での生き方と人権) |
4月 | 憲法(人権と多様性。) |
5月 | 憲法(民主制と統治。社会問題に対する試行錯誤) |
6月 | 暮らしと経済(民法・契約) |
7月 | 消費者と労働(契約自由と平等) |
8月 | 経済と金融 |
9月 | 政府の役割と国民の福祉(政策論) |
10月 | 地球環境問題と未来 |
11月 | 日本の文化と特徴 |
12月 | 国際人としての個人 |
※カリキュラムについては、レッスンの進行状況、社会情勢や教室事情等により、変動することがありますのでご了承ください
☆各レッスンの流れ
① メディアリテラシーという言葉とその意義 | 現代はマスメディアだけでなくインターネットを通じて様々な情報であふれています。現代の社会を知るためには、あふれている情報の中から、必要なものを選び、その情報が正しいかどうかを判断する必要があります。この講義では、メディアリテラシーーという言葉の意味と、それがなぜ重要なのかを考え、必要な情報を正確に把握するための方法論を検討します。 |
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② マスメディアに関する諸問題 | 新聞やテレビを中心とするマスメディアは社会に大きな影響を与える存在です。しかし事実を正確に伝えない報道や、政治的に偏った報道が行われることなどによりその信頼が大きく揺らいでいます。この講義では、事実を誤認させるおそれのある新聞記事等を検討し、マスメディアから情報を得る際の留意点を考察します。 |
③ SNSに関する現代的な問題 | TwitterやFacebookを中心としたSNSは、現代において単にコミュニケーションの手段であるだけではなく、情報を得る上でも欠かせないものとなっています。この講義では、SNSによっておこる問題を①利用者同士の問題と、②利用者とSNS提供会社との関係の二つの側面から検討し、SNSとのかかわり方を考えていきます。 |
④ 表現の発信者としてのあり方 | 現代ではSNSやインターネットの普及もあり、誰もが情報の受信者であるだけでなく、情報の発信者となります。この講義では、これまで検討してきた情報の受け手としてのあり方も踏まえて、情報を発信する際にはどのような危険性があり、どのような点に気を付ける必要があるかを検討します。 |
論理国語 Language Arts
リベラルアーツ授業のカリキュラムと授業の流れ
☆カリキュラム
いろいろな場所で必要とされる発信力・表現力を磨くために時事問題・社会問題から道徳的・倫理的テーマなど多岐にわたる題材を使用して自らの意見を小論文やスピーチで表現します。どんな意見でも、まずは自分で考えて少しずつでも表現することを積み重ねて、論が通った意見を相手に伝える技術を身につけていきます。
また、意見を発信する練習を通じて、他の人の意見を受け入れたり、その意見を取り入れたりして自分の意見を再考する練習も行います。社会と法の授業と連動してテーマを復習します。
☆授業の流れ
授業開始時に宿題として課していた作文及びスピーチの確認を行います。意見の内容よりも、事実に基づいて自分の言葉で意見を論理的に述べられているかどうかを重視します。論理構造のフィードバックを行った後で、新たな知見を提供し、意見を再考します。授業後半では新たなテーマを取り上げて解説を行い、宿題としてそのテーマに関する作文やスピーチの課題を課します。
☆授業例
中1・リベラルアーツ | |
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テーマ 日本に教育格差はあるか? |
○最初の生徒本人の意見 :日本に教育格差は無いと思う ○提供した内容 :日本の教育格差は①地域間格差②私立・公立格差③家庭間格差などがあるとされている。それぞれの格差の詳細と、オンライン塾などを用いた解決方法のいくつか ○生徒の再考意見 :日本には教育格差があると思う。その中でも、家庭間格差は身近である。同級生でも塾に行っている子と行っていない子では違った学習をしているかもしれないし、定着度が違う可能性がある。 |
講評 | 日本は義務教育があったり、教育レベルが高いとされていたりする先入観によって存在している問題が見えにくくなっていた。また、本教室の生徒は首都圏在住であるため、地方に住んでいる学生がどのような環境で勉強しているかを知らない。知識を補い、新たな視点を提供するだけでも、生徒本人でその視点からどのような問題が見えてくるのかをじっくりと考え、最終的に自分の身近な問題として表現することが出来た。 |
高1・リベラルアーツ | |
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テーマ グローバル化のメリットとデメリットとは? |
○最初の生徒本人の意見 :グローバル化にはメリットはあるが、デメリットは無いと思う ○提供した内容グローバル化とは何か?グローバル化によって、変わることは何か?グローバル化による具体的なメリットとは何か?を話し合った後に、それによって失われる物もないかを検討して貰った ○生徒の再考意見 :グローバル化には世界とつながれるメリットがある。しかし、一方で全世界に同じ内容の物が普及することで固有の文化が失われる可能性もある。地域はそれぞれの文化をもう一度再考し、どのように守るか検討すべきである。 |
講評 | 一般的にグローバル化は推奨されているため、良い物だという先入観がある。しかし、一方でグローバル化はアメリカ化の側面を持っており、言語や文化が失われてしまう可能性も秘めている。しかし、講師がそれを「知識」として教えるだけでは身につかない。生徒と会話形式でディスカッションすることで、自分自身で問題に気づき、表現することが出来た。またこの気づきを通じて、一般的には良いとされているものの裏側には問題点も潜んでいる可能性があるという視点を手に入れることが出来た。 |
講師紹介④
Shinji
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- 担当科目
- 社会と法
- 学歴大学
- 慶應義塾大学法学部法律学科、慶應義塾大学教職科目等履修生
慶應義塾大学法科大学院
- 職歴
- 茨城県内私立学校常勤講師
東京都内公立中学校教諭
弁護士(調布武蔵野の森法律事務所を経営)
第二東京弁護士会法教育の普及・推進に関する委員会にて高校生の指導
- 指導する際に心掛けていること
- 単に知識を記憶するのではなく、なぜそうなるのかを理解するための考え方を伝えることを意識しています。また、生徒さんそれぞれの考え方を尊重し、話を聞きながらレッスンを進めることを意識しています。テストの点数や単純な正解を求めることよりも、自分自身で考えていく力を養うために、双方向での対話を重視しています
- 趣味
- フットサル、ドラム、料理、酒類全般、家族とパン屋さんに行くこと
- 好きな小説
- 太宰治『正義と微笑』、隆慶一郎『一夢庵風流記』
Nanami
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- 担当科目
- 論理国語 国語表現
- 経歴
- 早稲田大学大学院(在学中) 塾講師歴6年
- 趣味
- 読書ライブに行くこと
ドラマを見ること
お茶すること
- 好きな物
- コーヒー
- 主な合格実績
- 県立多摩高校・県立麻生高校・私立桐光学園高校・⾧野県立大学・早稲田大学・慶応大学・中央大学・立教大学・多摩美術大学・東京農業大学他
対象 | 中学生 高校生 |
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受講回数 | 月8回 |
レッスン日時 | 詳細はお問い合わせください。 |
料金 | 月13,200 円(税込) |
コースの特徴
- 考える力、多方面からもの事を捉える力、創意工夫する力を養います。
- 自分で体験したことや研究したことを発表していきます。
- 自分の考えをきちんと相手に伝える力、相手の意見を受け入れる柔軟性を養います。
- 多様性について理解し、人と協力してもの事を成し遂げて行く力を養います。
学問に大切なことは、さまざまな体験を通して、五感に触れ、本質を掴むこと
主体的な学び